2009年8月28日金曜日

おしゃべりなたまごやき












「おしゃべりなたまごやき」(寺村輝夫/文 長新太/絵 福音館書店 1986)

ある国に、たまごの好きな王さまがいました。毎朝、朝ごはんを食べたあと、王さまは〈あいさつのへや〉にでかけました。大臣や兵隊の隊長などとあいさつをしたあと、最後にコックさんとあいさつです。「晩のおかずはなににしましょう?」「めだまやきにしてくれ」 休み時間、お城のなかを歩きまわっていた王さまは、鳥小屋をみつけました。ぎゅうぎゅうづめになっているニワトリをかわいそうに思った王さまは、鳥小屋のかぎをはずしました。すると、ニワトリがいきおいよく飛びだしてきて、王さまを追いかけはじめました──。

この後、王さまを助けた兵隊たちが犯人さがしをはじめ、怖くなった王さまがこっそりかぎを捨てると、それを一羽のメンドリがみていて…と、物語はまだまだつづきます。

「こどものとも版」もありますが、絵本とは絵も文章もずいぶんちがっています。絵本のほうが、絵も文章もともにふくよかになっています。くらべてみると面白いです。小学校低学年向け。

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