2009年8月21日金曜日

怪物ヌングワマを退治したむすめの話

「怪物ヌングワマをたいじしたむすめの話」(エド=ヤング/再話・絵 渡辺茂男/訳  偕成社 1982)

ある娘が、年とった父母のうちに菓子を届けにいきました。すると、その途中、竹やぶからおそろしい化け物のヌングワマとびだしてきました。「菓子をよこせ」とヌングワマはいいましたが、娘は渡しませんでした。するとヌングワマがいいました。「夜がふけてからおまえのうちに押しかけて、おまえを食ってやる」

その後、娘が泣いていると、物売りが針をくれ、男が下肥(しもごえ)をくれ、蛇売りが蛇をくれと、娘はさまざまなものをもらいます。娘はそれらをうまくつかい、ヌングワマを退治します。

中国の昔話の再話絵本。文章は緊張感がありすぎるほど。水彩で描かれた絵も見事です。また、夜更けにやってくるヌングワマをちゃんとみせない演出も効いています。小学校中学年向け。エド=ヤングは1931年、中国の天津で生まれ、上海で育ち。19歳で渡米したそうです。「ロンポポ」(藤本朝巳/訳 古今社 1999)でコルデコット賞を受賞していますが、個人的にはこちらのほうが好きです。小学校中学年向け。

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