「はるかな島」(ダイアン・ホフマイアー/文 ジュード・ダリー/絵 片岡しのぶ/訳 光村教育図書 2008)
昔、自分のことを化け物のように感じた男がいました。男は海に飛びこみ、ひとり孤島で暮らしはじめました。島に船がやってくると、男は姿をかくしました。男は船乗りたちが残していった果物を育て、荒れ地だった島は、いつしか緑にかわっていきました。
巻末の解説によれば、本書は実話をもとにした絵本です。島を緑でいっぱいにした男は、ラストで自分は化け物ではなかったと悟ります。透明感のある水彩の絵が魅力的な読み物絵本です。小学校高学年向き。
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