2009年8月17日月曜日

八方にらみねこ











「八方にらみねこ」(武田英子/文 清水耕蔵/絵 講談社 2003)

昔、雪のなかを一匹の三毛の子猫が歩いていました。年寄り夫婦にひろわれたみけは、夫婦が飼っているおかいこ様を守ろうと、ねずみに立ち向かいます。が、まったく歯が立ちません。そこで、みけはねずみたちが恐れている山ねこさまに、八方にらみの術を教わりに、山にのぼっていきました。

民話調の語り口の絵本です。ねずみがうたう歌もあり、読み聞かせにつかうには難易度が高いです。でも、口をへの字にまげて、目を見開くみけの姿は、一度みたら忘れられません。第19回ボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞。第4回絵本にっぽん賞受賞。小学校中学年向き。

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