「きっとみんなよろこぶよ!」(ピーター・スピアー/作 松川真弓/訳 評論社 1987)
土曜日の朝、お母さんがお父さんにいいました。「家の塗りかえ、いつやってくださるの?」。それから2人はでかけました。留守番をすることになった3人の子どもたちは、車庫のなかにたくさんのペンキをみつけました。さらにはけは物置で、踏み台は台所で。そこで3人は…。
というわけで、子どもたちが家をものすごい色に塗り変えてしまうという絵本です。徐々にすごい色になっていく様子が圧巻です。子どもたちは家を塗りかえ終わったあと、感心なことにあとかたづけもします。まあ、それもすさまじいのですが。色を塗りかえた感じに絵を描くという、スピアーの絵のうまさが光っています。また、塗りかえ終わった子どもたちは、お父さんとお母さんが帰ってきたらきっとよろこぶねと、ご満悦なのがおかしいです。小学校低学年向け。
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