「いってらっしゃーいいってきまーす」(神沢利子/作 林明子/絵 福音館書店 1983)
なおちゃんは、お父さんの自転車に乗せられて、保育園にむかいます。角のタバコ屋のおばあちゃんに手を振られ、クリーニング屋や、パン屋、クツ屋、肉屋、八百屋の前を通って、保育園に到着します。
保育園で1日をすごしたなおちゃんを、夕方、お母さんが迎えにきます。なおちゃんはお母さんと、八百屋や肉屋によりながら、お家に帰ります──。
朝、自転車で保育園にいく場面は、映画でいうロングで、帰り道は子どもの目の高さにあわせたアップでえがかれています。帰り道で立ちよるお店が、ちゃんといきの場面でえがかれているので、思わず何度も本を見返してしまいます。ほかにも、ある登場人物が、別の場面に顔をだしていたり、「ぼくのぱんわたしのぱん」の3人が、チョイ役で出演していたりと、じつに楽しく、見所満載な1冊です。小学校低学年向き。
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