2011年7月27日水曜日

くまのビーディーくん










「くまのビーディーくん」(ドン=フリーマン/作 まつおかきょうこ/訳 偕成社 1998)

ビーディーくんは、セイヤーくんという男の子がもっているおもちゃのクマでした。ときどき、ゼンマイがもどってしまい、ビーディーくんは仰向けにひっくり返りました。すると、必ずセイヤーくんがカギをもってやってきて、ネジを巻いてくれました。

さて、ある冬の日、セイヤーくんはいつ帰るともいわずにでかけてしまいました。はじめてひとりになったビーディーくんは、本をみて、クマは洞窟に住むことを知り、自分も洞窟で暮らそうと、近所の洞窟にむかいます──。

クマのおもちゃビーディーくんと、人間の男の子セイヤーくんの友情をえがいた絵本です。このあと、ビーディーくんは洞窟での暮らしを快適にするために、家から自分の枕をとってきたり、懐中電灯や新聞をもちこんだりします。絵は白黒。版画風の、黒と白がはっりきした絵です。小学校低学年向き。

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