「もしもねずみにクッキーをあげると」(ローラ・ジョフィ・ニューメロフ/文 フェリシア・ボンド/絵 青山南/訳 岩崎書店)
「もしも、ネズミにクッキーをあげると、──きっと、ミルクをくれという」と、男の子がどんどん連想していく絵本です。
「ミルクをあげると、こんどはたぶん、ストローをくれ、という。飲み終わると、つぎは、ナプキンをくれ、だ。それからきっと、鏡をみたがる。ミルクが白いヒゲみたいについていないかどうか、たしかめたくてね」──。
絵は、黒の主線に色鉛筆で色を塗ったもの。小さい絵本ですが、けっこう遠目がききます。このあと、ネズミは髪を切ったり、掃除をはじめたり、昼寝をしたり、お絵かきをはじめたりします。次つぎと連想がつながっていくさまが楽しい、お話会に向いた一冊です。本書の姉妹編として、「もしもこぶたにホットケーキをあげると」などがあります。小学校低学年向き。
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