「ふくろにいれられたおとこのこ」(山口智子/再話 堀内誠一/絵 福音館書店 2004)
道でお金を拾ったピトショは、これでなにを買おうかと考えました。ナシもリンゴも芯をとらなければならないので、イチジクに決めました。買ってきたイチジクを食べていると、最後の一個がぴょんと手からとびだし庭に落ち、たちまち大きな木になって、実をどっさりつけました。ビトショはもっと食べたくなって、枝にとびうつりました。
さて、ピトショが木の上でイチジクを食べていると、袋をかついだ大きな鬼がやってきます。イチジクがほしいという鬼に一杯食わされたピトショは、袋に入れられ、今夜のごちそうにされそうになるのですが──。
フランスの民話をもとにした絵本です。堀内誠一さんの、色鮮やかな絵が魅力的です。もちろん最後は、機転を効かせたピトショが、うまく鬼をだしぬきます。小学校低学年向き。
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