2013年3月4日月曜日

きんようびはいつも















「きんようびはいつも」(ダン・ヤッカリーノ/作 青山南/訳 ほるぷ出版 2007)

金曜日はいつも、パパと一緒にうちを早くでます。寒い日も、雪の日も、晴れの日も、雨の日も。朝は、お店がどんどん開いていきます。毎週、ビルがだんだんできていくのをながめます。みんな急いでいるけれど、ぼくたちは急ぎません。イヌと何匹出会うか数えたり、パパにもち上げてもらって、ポストに手紙をだしたりします──。

ぺったりと色を塗られた、鮮やかな色づかいの絵本です。鮮やかな色づかいにもかかわらず、画面がうるさくなっていないのは、省略の手際のよさのためでしょうか。。冒頭の、「作者から」という文章によれば、作者はいつも金曜日には、息子と一緒に近くのダイナーで朝ごはんを食べたのだそう。本書は、その体験をもとにした一冊です。もちろん、このあと2人はダイナーにいき、おしゃべりをしながら朝ごはんを食べることになります。小学校低学年向き。

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