2013年3月11日月曜日

ねむれないふくろうオルガ















「ねむれないふくろうオルガ」(ルイス・スロボドキン/作 三原泉/訳 偕成社 2011)

フクロウのオルガは、眠れなくて困っていました。片方の目をつぶっても、反対のほうの目をつぶっても、両方つぶっても眠れません。そこで、オルガはどうしたらいいか教えてもらおうと、森の長者のところにいきました。

長者ふくろうはオルガに、片方の目をつぶったか、もう片方の目をつぶったか、両目をつぶったかと、オルガがいままでやったことを、またやらせてみせます。でも、オルガは眠れません。長老もお手上げとなり、オルガは寝ぐらの木にもどるのですが──。

ルイス・スロボドキンは「たくさんのお月さま」「スーザンのかくれんぼ」などの作者。絵は、線画に色鉛筆で色づけした、可愛らしいもの。さて、このあとオルガは、シマリスや、オッポサムや、アオカケスや、コマドリの真似をして眠ろうとしますが、やっぱりうまくいきません。するとツグミが、「ぼくの眠りかたを教えてあげる」といいだして──。巻末に、マイケル・スロボトキンによる、「つぐみのうた」の楽譜が載っています。小学校低学年向き。

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