2013年3月18日月曜日

3びきのこいぬ















「3びきのこいぬ」(マーガレット・G.オットー/文 バーバラ・クーニー/絵 あんどうのりこ/訳 長崎出版 2008)

ダックスフントの子イヌがいます。1ぴき、2ひき、3びき。小さいベッドで一緒に眠り、ご主人のマーヴェラスさんと一緒に、お買いものにでかけます。知りあった、2人の子どもたちが、贈りものをもってきてくれます。

ある日、子イヌたちは森にでかけていきました。ワンワンワンと、ハイイロリスに挨拶をし、赤い羽根の鳥に呼びかけました。でも、そのうち帰り道がわからなくなってしまい──。

絵は版画風のもの。毎回、地の色が変わりますが、それがお話の進行によくあっています。絵を描いたバーバラ・クーニーは、じつによく生き生きとした子イヌたちの姿をとらえています。文章は、語り口調のもの。「おやっ、ダックスフントのこいぬたち、 きょうは もりへ はいっていくよ!」といった具合です。さて、迷子になった子イヌたちが泣いていると、2人の友だちの声が聞こえてきます。3匹の子イヌたちは声をたよりに走っていき──と、お話は続きます。幼児向き。

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