2011年1月31日月曜日

三びきのやぎのがらがらどん












「三びきのやぎのがらがらどん」(マーシャ・ブラウン/絵 せたていじ/訳 福音館書店 1979)

昔、3匹のヤギがいました。名前はどれも、がらがらどんといいました。ある日、3匹は太ろうと、山の草場へむかいました。すると、谷にかかった橋の下にトロルがすんでいました。一番はじめに、小さいヤギのがらがらどんが、かたことかたことと橋を渡ると、「だれだ、おれの橋をかたことさせるのは」と、トロルが怒鳴りました。「どうか食べないでください。少し待てば2番目のヤギのがらがらどんがやってきます」と、小ヤギはこたえました。

このあと、2番目のヤギのがらがらどんが橋を渡り、そして大きいヤギのがらがらどんがトロルと対決します。

すでに古典となった傑作絵本です。マーシャ・ブラウンの描く大きなヤギのがらがらどんは、勇ましく、大変な迫力です。また、調子のいい文章は、瀬田貞二さんの名訳でしょう。大きなヤギのがらがらどんのセリフを、ひとつ引用してみましょう。

「こっちにゃ 二ほんの やりが ある。 これで めだまは でんがくざし」

お話会の定番絵本の一冊です。小学校低学年向き。

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