「ティッチ」(パット・ハッチンス/作 いしいももこ/訳 福音館書店 1975)
ティッチは小さな男の子でした。姉さんのメアリは、ティッチよりちょっと大きくて、兄さんのピートはずっと大きな子でした。ピートは、とっても大きな自転車をもっていました。メアリも、大きな自転車をもっていました。でも、ティッチのもっていたのは、小さな三輪車でした。
小さなティッチのお話です。兄さん、姉さんにいつもかなわないティッチですが、最後ふたりをびっくりさせます。
パット・ハッチンスの代表作。表現の簡潔さと、その効果には目を見張るものがあります。続編に「ぶかぶかティッチ」(福音館書店 1984)、「ティッチはきれいずき」(童話館 1994)が出版されています。小学校低学年向き。
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