「おばけパーティ」(ジャック・デュケノワ/作 おおさわあきら/訳 ほるぷ出版 1995)
おばけのアンリが、友だちを晩餐会に招待しました。特製のカクテルもみんなが飲むと、みんなはそれぞれのカクテルの色になってしまいました。カボチャのスープを飲むとカボチャ色に、サーモンを食べるとサーモン色に、サラダやチーズを食べると、サラダやチーズっぽい姿になってしまい──。
このあと、アンリは今夜の特別メニューを振る舞います。さて、食べたみんなはどうなってしまうでしょう。
おばけのアンリが、おばけの友人たちをお城に招待するという絵本です。友人たちは、飲んだり食べたりするたびに、色が変わったり姿が変わったりするのですが、まったく動じないところがおかしいです。1ページに文章が1、2センテンスほどしかないので、次つぎと読みすすめられます。作者はフランスのひと。表紙をひらいたところから、最後のページまで楽しめる一冊です。なお、この気のいいおばけたちはシリーズになっています。小学校低学年向き。
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