「あるげつようびのあさ」(ユリ・シュルヴィッツ/作 谷川俊太郎/訳 徳間書店 1994)
ある月曜日の朝、王様と女王様と王子様がぼくをたずねてきました。でも、ちょうどぼくは留守でした。そこで、火曜日の朝、王様と女王様と王子様と騎士が、ぼくをたずねてきました。でも、ぼくはやっぱり留守でした。そこで──。
毎日、人数を増やしてたずねてくる王様たちですが、いつも〈ぼく〉に会えません。「でもぼくはるすだった」と書かれたページに、なぜ〈ぼく〉が留守だったのかがえがかれています。最後、ようやく王様たちは〈ぼく〉に会えるのですが、会いにきた理由がじつに洒落ています。ほかにも、絵にいろいろな仕掛けがある楽しい絵本です。小学校低学年むき。
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