「コブタカタブラ」(スーザン・メドー/作 ひがしはるみ/訳 フレーベル館 1996)
きのう、コブタちゃんがうちに帰ると、家中のみんなが心配して玄関で待っていました。というのも、その日、コブタちゃんは学校にいかなかったからです。コブタちゃんはみんなに、学校にいかなかったわけを話はじめました。学校いきじゃないスクールバスに乗ってしまい、降りたのはどこだかわからないところ。近道しようと、森の小道を通ったところ、オオカミにさらわれて──。
という、どこまで本当なのかわからない、コブタちゃんのお話。オオカミにつかまったコブタちゃんは、スープにされそうになるのですが、くり返し機転を効かせて、ぶじピンチを切り抜けます。絵は漫画風。コブタちゃんの話と描かれた絵がすこしちがっているところが、おかしみを誘います。間抜けなオオカミがでてくる話にふさわしい、ユーモラスな絵本です。小学校低学年向き。
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