「大あらし」(ディヴィッド・ウィーズナー/作 江国香織/訳 ブックローン社 1995)
大あらしがやってきました。デイヴィッドとジョージは、そとにいた猫のハンニバルを家に入れてやりました。風はどんどん強くなり、とうとう停電になりました。その夜は、暖炉のそばで食事をしました。翌朝、あらしは去り、大きな木がとなりの庭にまたがるようにして倒れていました。
デイヴィッドとジョージは倒れた木で、ジャングルにいったり、宇宙にいったりと、さまざまなごっこ遊びに興じます。2人はすっかり倒れた木が気に入ったのですが、突然終わりがやってきます。
ウィーズナーの絵は非常にリアルで、映画の一場面のようです。2人の遊びにつきあうようにして、猫のハンニバルがいつも画面(といいたくなる)に入っているのがおかしいです。最後のページは洒落が効いています。読物絵本。小学校中学年向き。
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