2010年2月3日水曜日

はるにれ












「はるにれ」(姉崎一馬/写真 福音館書店 1981)

平原に一本すっくと立つ、大きなはるにれを主人公にした写真絵本です。秋から冬になり、雪が降って、積もって、朝がきて、昼がきて、夜がきて、春になって、葉をいっぱいに茂らせる様子がえがかれます。文章はありませんが、読んでいると、はるにれの気持ちがつたわってくるような気がします。小学校低学年向き。

以下は余談。「池澤夏樹の世界文学リミックス」(池澤夏樹/著 河出書房新社 2011)に、この写真絵本のことが紹介されています。それによると、姉崎一馬さんは、はるにれのところに4年間通ったのだそう。そして、このはるにれは、北海道豊頃町の、十勝川の川原に生えているということです。

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