2010年2月16日火曜日

こねこのミトン











「こねこのミトン」(クレア・ターレー・ニューベリー/作 劉優貴子/訳 講談社 2000)

リチャードは猫が大好きな男の子です。道で猫に出会うと、かならず挨拶をします。まだ小さいリチャードは、猫を飼うことはできなかったのですが、ある日、お母さんと一緒に市場にいくと、とても可愛らしい猫が売られていました。そこで、リチャードは、ぼくもうすぐ6歳だとお願いしました。お母さんもとうとう許してくれて、リチャードは子猫を飼うことができるようになりました。そして、子猫にミトンという名前をつけました。

さて、リチャードのうちで暮らすことになったミトンですが、ひょんなことから家からいなくなってしまいます。そこで、お父さんが新聞に広告をだすと、いろんなひとがいろんな猫を(犬も!)みせにきます。はたして、ミトンはぶじにリチャードのもとにもどってくるのでしょうか?

水彩でえがかれた子猫がたいへん愛らしい絵本です。作者のニューベリーはこの絵本で、一躍「ねこの画家」として有名になったそう。「サリーとライオン」(光村教育図書 2000)の解説によれば、住所がなくても「ねこの画家」と書いてあれば、手紙が届くほどだったということです。

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