2010年1月20日水曜日

ねずみじょうど












「ねずみじょうど」(瀬田貞二/再話 丸木位里/絵 福音館書店 1979)

昔、あるところに貧乏なじいさんとばあさんがいました。ある日、山に柴刈りにいくじいさんは、ばあさんにそばもちをひとつこしらえてもらいました。昼になり、じいさんが包みをひろげると、そばもちがころころ転げ落ち、小さな穴にころんと入ってしまいました。じいさんが穴のそばにすわっていると、穴のなかから大きなねずみが顔をだしていいました。「じいさん、じいさん。ただいまはけっこうなごちそうをありがとさん。なにもないけど、ちょっくらうちへよってくだされや」

ご存じ、「おむすびころりん」のお話。この絵本では、転がるのはおむすびではなくそばもちです。このあと、じいさんはねずみの国で歓待され、おみやげに小判をもらってお金持ちになります。そして、それを知ったとなりの、めくされじいさんが、じいさんの真似をするのですが、そのやりかたがあんまり強引すぎておかしいです。ねずみの国では、あねさんねずみのうたう歌があります。小学校低学年向き。

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