2010年1月12日火曜日

ともだちつれてよろしいですか












「ともだちつれてよろしいですか」(ベアトリス・シェンク・ド・レーニエ/文 ベニ・モントレソール/絵 わたなべしげお/訳 童話館出版 2003)

ある日、ぼくは王様とお妃様からお茶にご招待されました。「ともだちつれてよろしいですか」と、ぼくが訊くと、「いいとも、いいとも、わしたちの友だちの友だちなら大歓迎じゃ」と、王様はいいました。そこで、ぼくはお城に友だちをつれていきました。

ぼくが連れていった友だちは、なんとキリン。それでも、王様とお妃様は断らず、みんなでお茶をいただきます。以後はくり返し。月曜日の晩ごはんや、火曜日のお昼ごはんや、水曜日の朝ごはんに招待されたぼくは、そのたびにびっくりするような友だちをつれていきます。絵はユーモラスで落ち着いたもの。最後は、これ以外ありえないという結末が待っています。小学校低学年向き。

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