2009年7月1日水曜日

しあわせなふくろう









「しあわせなふくろう」(チェレスチーノ・ピヤッチ/絵 ホイテーマ/文 おおつかゆうぞう/訳 福音館書店 1991)

古くて、くずれかかった石壁のなかに、ふくろうの夫婦が住んでいました。2羽のふくろうはくる年もくる年も幸せに暮らしていました。すぐ近くの百姓家には、いろいろな鳥が飼われていました。鳥たちは、年がら年中けんかばかりしていました。「どうして、あのふくろうたちはけんかをしないのだろう」。不思議に思ったクジャクは、静かに仲良く暮らすやりかたを聞きに、ふくろうのもとをたずねました。

オランダ民話の絵本。このあと、クジャクの意向を聞いたふくろうは、鳥たちをあつめてもらい、自分たちの暮らしを話します。でも、ふくろう夫婦のおだやかな暮らしは、ほかの鳥たちのお気に召しません。そこに皮肉がピリリと効いています。この本も品切れです。小学校低学年向け。

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