「バーバ・ヤガー」(アーネスト・スモール/文 ブレア・レント/絵 こだまともこ/訳 童話館出版 1998)
ある日、母さんにいわれて村にかぶを買いにいったマルーシャは、途中でお金を落としてしまいました。そこで、マルーシャはかぶをさがしに、森に入っていきました。ところが、その森は、入ってはいけないといわれていたバーバ・ヤガーの森だったのです。バーバ・ヤガーはとてもおそろしいおばあさんで、悪い子をみつけるとシチューに放りこんで食べてしまいます。ずしーん、ずしーんという音とともに、ニワトリの足が生えたバーバ・ヤガーの小屋があらわれました。
ロシアにつたわる魔女、バーバ・ヤガーを題材にした絵本です。絵は、わずかに色がつけられた版画なのですが、非常に豊かな色彩にみえます。話はふしぎで楽しく、とくに途中からあらわれるハリネズミがかわいらしいです。話は長いので、小学校中学年向け。
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