「ぶたぶたくんのおかいもの」(土方久功/作 福音館書店 1985)
ある日、こぶたのぶたぶたくんは、いそがしいお母さんの代わりに、ひとりでお買い物にいくことになりました。はじめにパン屋さんでパンを買い、つぎに八百屋さんでじゃがいもとトマトを買います。そうしたら、おかし屋さんで好きなものを買ってもいいのです。「ぼくキャラメル買ってくるよ」と、ぶたぶたくんは元気に出発しました。
出発したぶたぶたくんは、歌ともひとりごとともつかないことをいいながら歩いていきます。このあたり、読み聞かせをするときどう読むかむつかしいところです。途中、友だちに会ったりしながら、ぶたぶたくんは首尾よく買い物を成し遂げます。巻末に、ぶたぶたくんが歩いた地図が載っているのですが、ちゃんと各場面と地図があっているのがうれしいところです。なんともいえない奇妙な世界が魅力的です。小学校低学年向き。
0 件のコメント:
コメントを投稿