「ピーターのいす」(エズラ=ジャック=キーツ/作・画 木島始/訳 偕成社 1984)
ピーターにスージーという名前の妹ができました。すると、ピーターのゆりかごはピンクに塗られてしまいました。ピーターの食堂の椅子も、ベッドも、ピンクにされてしまいました。でも、小さいころにすわっていた椅子は、まだピンクに塗られていません。そこで、ピーターは、その椅子をもって家出をしようとしました。
グラフィカルかつ、質感豊かな絵が魅力的な絵本です。妹や弟ができたときの子どもの心情が、とても具体的に、うまくすくいとられています。ピーターが、自分はもう大きいんだと気づく場面がみごとです。小学校初年むけ。
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