「ぼくはおこった」(ハーウィン・オラム/文 きたむらさとし/絵・訳 評論社 1996)
ある晩、テレビの西部劇に夢中になっていたアーサーは、お母さんにもう寝なさいといわれました。そこでアーサーは怒りました。怒りたければ怒りなさいと、お母さんがいうと、アーサーの怒りで稲妻が走り、部屋はこわれ、町中めちゃくちゃになりました。「もう充分」とお母さんはいいました。でも、まだアーサーは怒っています。
アーサーの怒りはどんどんエスカレート。最後には地球まで破壊してしまいます。子どもの感情を、過激かつユーモラスにすくいとった作品です。子どもに読んでみると、その展開に、目を丸くして聞き入ります。小学校低学年向け。
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