2011年8月30日火曜日

おおきなあかいなや












「おおきなあかいなや」(マーガレット・ワイズ・ブラウン/文 フェリシア・ボンド/絵 えくにかおり/訳 偕成社 2001)

広びろした緑の牧場の、大きな赤い納屋のそばに、鳴きかたをおぼえたばかりのピンクの子ブタと、大きな馬が一頭と、かわいい小さな子馬が一頭いました。それから、屋根には、金色の空飛ぶ馬の風見も一頭いました。

牧場にはほかに、ヒツジ、ロバ、ガチョウ、ヤギがいます。トウモロコシ畑ではネズミの赤ちゃんが生まれ、納屋のなかには、オンドリとメンドリと、大きな雌牛と小さな子牛がいて、チャボが玉子を生んでいます──。

大きな赤い納屋に暮らす動物たちの一日をえがいた絵本です。まだこのほかにも、イヌやネコがいて、みんな一日中牧場で遊び、日が暮れると納屋にもどって眠ります。「もしもねずみにクッキーをあげると」などをえがいた、フェリシア・ボンドによるていねいな絵が、一日という時間がたったことを実感させてくれます。小学校低学年向き。

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