2011年8月10日水曜日

マックマウスさん












「マックマウスさん」(レオ=レオニ/作 谷川俊太郎/訳 好学社 2010)

ある日、鏡をみた町ネズミのティモシーは、自分が人間のような不思議な姿になっているのに気づきました。建物から飛びだして、町の外に逃げだしたティモシーは、そこで野ネズミたちに出会いました。野ネズミのスピニーは、ティモシーの尻尾をみてティモシーをネズミと認め、ティモシーにマックマウスという名前をつけました。

さて、野ネズミの仲間になるためには、いくつかの試験を受けて野ネズミ免許をとらなくてはいけません。そこで、ティモシーは試験を受けることになるのですが──。

あおくんときいろちゃん」や「スイミー」などで高名なレオ=レオニの絵本です。このあと、ティモシーは、ちくちくベリーを食べるテスト、ヒースの草原まで走っていってもどってくるテスト、そして木のぼりテストを受けます。が、結果はかんばしくありません。ところが、そのとき事件が起こって…と、物語は続きます。レオ=レオニ独特の、明快なコラージュにより、どことなく不思議な物語が語られます。小学校低学年向き。

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