2010年12月16日木曜日

お月さまってどんなあじ?












「お月さまってどんなあじ?」(ミヒャエル・グレイニェク/絵と文 いずみちほこ/訳 セーラー出版 1995)

動物たちは、夜、お月さまを見ながらいつも、お月さまって甘いのかな、しょっぱいのかなと考えていました。ある日、小さなカメが一番高いあの山にのぼって、お月さまをかじってみようと決心しました。てっぺんまでいくと、お月さまはずいぶん近くなりました。でも、小さなカメには届きません。そこで、カメはゾウを呼びました。ゾウはカメの背中に乗りましたが、それでもお月さまには届きません。そこで、ゾウはキリンを呼んで──。

動物たちが、どんどん背中にのぼっていって、ついにお月さまを味見をするお話です。お月さまもだんだん昇っていくので、なかなか手が届きません。キリンのあとは、シマウマ、ライオン、キツネ、サル、ネズミと続きます。絵は、紙の質感をよく生かした水彩。オチが気が利いています。小学校低学年向き。

0 件のコメント:

コメントを投稿