「ひよこのアーサーがきえた!」(ナサニエル・ベンチリー/文 アーノルド・ローベル/絵 福本友美子/訳 文化学園文化出版局 2010)
アーサーは生まれたばかりのひよこでした。めんどり母さんは、アーサーをとても可愛がりました。アーサーが頭にのりたいといえば、頭にのせてやりました。
ところが、ある朝、めんどり母さんが朝ごはんをあつめてうちに帰ると、アーサーの姿が見えません。アヒルもオンドリも牝牛も、アーサーの行方を知らないといいます。そこで、めんどり母さんは、もの知りのフクロウ、ラルフを訪ねます──。
いなくなったひよこのアーサーを見つけるまでのお話です。このあと、フクロウのラルフがアーサーをみつけるまでのお話が続きます。物語はずいぶん起伏があり、読んでいると、いつアーサーが見つかるのかとはらはらさせられます。ストーリーにこくのある読物絵本です。小学校低学年向き。
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