「ヘスターとまじょ」(バイロン・バートン/作絵 かけがわやすこ/訳 小峰書店 1996)
ハロウィーンの魔女の服を着て、お友だちがパーティにくるのを待っていたワニの女の子ヘスターは、みんながくる前に、お隣りさんをおどかしてお菓子をもらおうと思いました。でも、それはやめて、ビルのあいだにある見知らぬ家のベルを押しました。そして、でてきたおばあさんにいいました。「おかしをくれなきゃ、いたずらするぞ!」。すると、おばあさんはにっこりしました。「さあ、さあ、お入り」。
おばあさんの家には不思議なお友だちがたくさんいます。それに、おばあさんの家は不気味なものでいっぱい。ヘスターはおばあさんと一緒にホウキに乗り、ビルの上を飛びまわります──。
ハロウィーン絵本の1冊です。ヘスターが訪ねた家のおばあさんは、どうやら本物の魔女のようなのですが、それをほのめかすだけにしているところがうまいところです。絵は、明るい色と、生き生きした描線から成ったもの。巻末に、ハロウィーンについての解説がついています。小学校低学年向き。
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