「あかいことりとライオン」(エリサ・クレヴェン/絵と文 たがきょうこ/訳 徳間書店 1995)
ある日、赤い小鳥はじっぽの先が緑色のライオンに出会いました。なんてきれいなの、と楽しくなった小鳥はライオンに話しかけました。でも、ライオンに小鳥の言葉はわかりません。ライオンはにっこり笑うとお花畑にゆっくり歩いていきました。
次の日、ライオンのしっぽはだいだい色になっています。その次の日は青色に。あしたは何色になっているかしら?と小鳥が思っていると、その夜、嵐がやってきて──。
コラージュで制作された絵が、大変色鮮やかな絵本。言葉が通じなくとも、小鳥とライオンは心をかよわせます。最後、ライオンのしっぽの秘密が明かされますが、これにはだれしもびっくりすることでしょう。小学校低学年向き。
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