「アナトールさんのロバ」(ロラン・ド・ブリュノフ/作 ふしみみさを/訳 青山出版社 2006)
アナトールさんはロバがほしくてたまりませんでした。ある朝、きょうこそロバを手に入れようと決心し、市場にでかけました。でも、ロバは売っていなかったので、代わりに牡牛を買ってきました。次の日、市場にでかけたアナトールさんは、ロバの代わりにヒツジを買ってきました。その次の日はヤギを、その次の日は、動物はなにも売っていなかったので、帰り道にうっかり踏みそうになったカエルをつれて帰りました。
このあと、動物たちはアナトールさんのためにロバをさがしにでかけます。一匹、また一匹と旅立っていき、ついにみんないなくなってしまいます。アナトールさんはとてもさみしく思うのですが──。
「あいにきたよボノム」のブリュフの作品です。ストーリーは、軽妙な絵柄同様シンプルですが、心あたたまります。小学校低学年向き。
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