「魔女たちのハロウィーン」(エイドリアン・アダムズ/作 かけがわやすこ/訳 佑学社 1993)
最近は人間たちが増え、なにをするのもむずかしくなってきました。人間は、魔女たちのことをわかってくれないのです。でも、子どもたちはちがいます。そこで、魔女たちはハロウィーンの夜にほんものの魔女パーティーをひらいて、人間の子どもたちを招待することにしました。
魔女たちは、大きな木のまわりにカボチャを積み上げ、高い塔をつくります。塔のなかは、マジックミラーや薄気味悪い明かりで背すじが寒くなるように。てっぺんは飛行場にして、コウモリ・ハングライダー乗り場にします。そして、ハロウィーンの夜、招待状をもらった子どもたちがパーティーにやってきます。
子どもたちは、コウモリ・キャンディを食べ、コウモリ・ハングライダーで夜空の散歩を楽しみます。文章はほとんど魔女たちや子どもたちの会話で進み、仮装した子どもたちと魔女たちによるパーティーは、少々不気味ながらも楽しい雰囲気をかもしだしています。小学校中学年向き。
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