「ミスター・ベンとあかいよろい」(デビッド・マッキー/作 まえざわあきえ/訳 朔北社 2008)
ある朝、ミスター・ベンに仮装パーティーの招待状が届きました。ミスター・ベンはあまりパーティーが好きではありません。でも、仮装は大好きです。路地裏の古ぼけた店で赤い鎧をみつけたミスター・ベンは、さっそく店に入り、「きがえべや」で鎧を試着してみました。すると、「きがえべや」のなかには、入り口以外にもうひとつ、「おためしべや」と書かれた扉がありました。そこで、ミスター・ベンは「おためしべや」の扉をあけてみました…。
「おためしべや」のむこうは別世界。そこで、赤い鎧に身を包んだミスター・ベンは、マッチ売りに火つけの仕事を奪われてしまったという竜のために、ひとはたらきすることになります。本書は「ミスター・ベンのふしぎなぼうけん」シリーズの1巻目。シリーズは以後も、奇妙な服を着て、「おためしべや」を通って別世界へ、というパターンで続きます。最後はもとの世界にもどり、「こんかいのぼうけんは、これでおしまい」という、いつもの文句でしめくくられます。小学校中学年向き。
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