「さんまいのおふだ」(水沢謙一/再話 梶山俊夫/絵 福音館書店 1985)
昔、山のお寺に和尚さんと小僧が住んでいました。ある日、山に花を切りにいった小僧は、だんだん山奥にはいってしまい、ついには日が暮れて、帰り道がわからなくなってしまいました。山のむこうに明かりのついた家をみつけ、いってみると、家には白髪のおばばがひとり、いろりに火をたいていました。小僧はひと晩泊めてもらえることになりましたが、そのおばばは、じつはおにばさ(鬼婆)だったのです──。
ご存知、三枚のおふだのお話。方言で書かれた民話調の絵本です。方言はそう強くくありません。絵はとても雰囲気があります。小学校低学年向き。
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