「長ぐつをはいたねこ」(スベン・オットー/絵 矢川澄子/訳 評論社 1980)
表紙に「グリム童話より」とあり。 フィッシャーとくらべると絵は端正。語り口も端正で、冒頭はこう。
「粉屋がいました。むすこが三人に、粉ひき小屋に、ろば一とう、おすねこ一ぴきが財産でした。むすこたちは粉ひきをてつだい、ろばは麦をはこびこんでは粉をはこびだします。そしてねこは、ねずみをおっぱらう役でした。
現在品切れ。余談ですが、「長ぐつをはいたねこ」の話は、グリム童話の初版には収められていたそうなのですが、ペローのドイツ語訳ということで、後の版では削除されていまったそうです。
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