「こねこのチョコレート」(B.K.ウィルソン/作 小林いづみ/訳 大社玲子/絵 こぐま社 2004)
ジェニーは4歳の女の子です。弟のクリストファーはもうすぐ3歳になります。ジェニーはクリストファーの誕生日プレゼントに、こねこのチョコレートをあげることにしました。チョコでできた子猫が8匹、箱に入っているのです。ところが、その晩、ジェニーはなかなか眠ることができませんでした。「箱のなかには8匹もこねこがいるのよ」 ジェニーはベッドを抜けだすと、こねこのチョコレートをひとつ口に放りこみました。
このあと、ジェニーはけっきょくチョコレートをみんな食べてしまいます(じつに共感できます)。翌朝は、クリストファーの誕生日。ジェニーはクリストファーにあやまりますが、そのとき、思いがけないことが起こります。あたたかいラストに、思わず胸をなでおろすことうけあいの1冊です。小学校低学年向き。
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