「せかい1おいしいスープ」(マーシャ・ブラウン/再話・絵 わたなべしげお/訳 ペンギン社 1979)
戦争が終わり、3人の兵隊が故郷にむかって、てくてくと歩いていました。3人はもう2日もなにも食べていなかったので、村をみつけると、あそこで食べものにありつけたり、牛小屋の屋根裏でひと眠りしたりできるかもしれないぞと話あいました。ところが、村のひとたちは3人の兵隊がやってくるのを知ると、食べものをみんな隠してしまいました。そこで、3人は相談し、われわれはこれから石のスープをつくると村人に宣言しました。
とんちを効かせた兵隊たちの活躍が楽しい絵本です。石のスープに興味をもった村人たちは、兵隊たちのすることに協力し、最後は大パーティーとなります。訳者あとがきによれば、フランスの昔話「奇妙なスープ」を題材にして本書はつくられたということです。現在品切れ。小学校低学年向き。
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