2013年2月18日月曜日

マディーのダンス















「マディーのダンス」(クレア・ジャレット/作 かけがわやすこ/訳 小峰書店 1999)

「おゆうぎ会をしましょう」と、ラム先生がいいました。マディーが思い切って、「お姫さまのダンスをしてもいい?」と訊くと、「すてき」とラム先生も喜んでくれました。ところが、マディーはうまく踊れません。よろけて転んでしまいました。

庭にすわって、マディーがしょんぼりしていると、空から虹色のパラシュートをつけたイヌが降りてきます。「ぼくポメロイ」と、イヌは名乗り、マディーの話を聞いて、「ぼくが助けてあげられるかもしれないよ」と、いいだします──。

作者のクレア・ジャレットは「キャサリンとライオン」の作者。線画に色鉛筆で色をつけた、親しみやすい絵をえがきます。このあと、ポメロイはマディーにダンスを教え、パラシュートを切り、きれいなドレスに仕立てます。そして、ポメロイに支えられ、マディーは舞台でみごとなダンスを披露します。小学校低学年向き。

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