「せかいをみにいったアヒル」(マーガレット・ワイズ・ブラウン/文 イーラ/写真 ふしみみさを/訳 徳間書店 2009)
ある日、アヒルは世界をみにいこうと思いました。そうだよ、クワッ、グワッ。まだ、だれもアヒルをみたことがないかもしれないだろう? アヒルは水浴びをして、翼をばさばさやり、身支度をととのえると、海を泳いで砂浜にたどり着きました。
アヒルは、砂漠で一匹のイヌと出会います。生まれてはじめてアヒルをみたイヌは大喜び。動物園にはいろんな動物がいるとイヌから聞いたアヒルは、カメの背中に乗り、さっそく町に向かいます。
「おやすみなさいおつきさま」で高名な、マーガレット・ワイズ・ブラウンと、「二ひきのこぐま」などの写真絵本を手がけたイーラによる一冊です。本書も写真絵本。たくみな編集により、次つぎに動物たちと出会うアヒルの旅が、ユーモラスにえがかれています。さて、このあと動物園にでかけたアヒルは、ライオンやトラと会ったり、ニワトリと合唱したりします。大胆不敵なアヒルと、動物たちとのやりとりが楽しい絵本です。小学校低学年向き。
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