2012年11月26日月曜日

おなかのすくさんぽ












「おなかのすくさんぽ」(かたやまけん/作 福音館書店 1992)

ぼくが真っ白いシャツを着て歩いていたら、動物たちが水たまりで遊んでいました。ぼくも仲間に入って、バチャッバチャバチャン。泥んこでおまんじゅうをつくり、クマが掘ってくれた穴に入って、まあるくなりました。

〈ぼく〉は、動物たちと一緒に洞窟を探検し、坂道をごろごろと転げ落ち、川に入って水浴びをします──。

「むぎばたけ」などをえがいた片山健さんによる一冊です。絵はおそらく色鉛筆でえがかれたもの。勢いと生気があり、〈ぼく〉と動物たちがどんどん進んでいくさまが、力強くえがかれています。〈ぼく〉は、眉毛が太く、たいそう凛々しい顔立ちです。さて、水浴びをしていると、クマが「きみは美味しそうだね。ちょっとだけ舐めていい?」といいだします。そこで、〈ぼく〉はちょっとだけ舐めさせたり、噛ませたりさせてやります。そのうちお腹がすいてきて、みんな家に帰ります。小学校低学年向き。

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