2012年9月12日水曜日

しまうまのしゃっくり










「しまうまのしゃっくり」(デーヴィッド・マッキー/作 矢川澄子/訳 徳間書店 1995)

真面目で、ふざけたことのきらいなシマウマのゼブ君は、動物たちに遊びに誘われても、めったに仲間入りしませんでした。ところが、ある日、しゃっくりが止まらなくなってしまいました。ゼブ君は、「散歩でもしよう。そのうち止まるさ」と散歩にでかけました。

動物たちはゼブ君に、「息をとめて、目をつむって、あいうえおをおしまいからいうんだ」とか、「ひざのあいだに首を突っこんで、お水をコップ1杯反対側から飲むのよ」など、いろんなしゃっくりの止めかたを教えます。

「ぞうのエルマー」シリーズで有名な、デビッド・マッキーによる絵本です。絵は、厚塗りの水彩で、ところどころコラージュの手法もつかっているようです。。このあと、しゃっくりのためにシマが片寄り、パンダみたいな姿になってしまったゼブ君は、動物たちの提案をひとつひとつ実践してみることにします。やっているうちに、ゼブ君はだんだん可笑しくなってきて…とお話は続きます。しゃっくりのためにシマが片寄ってしまったという、秀逸なアイデアの一冊です。小学校低学年向き。

0 件のコメント:

コメントを投稿