2013年6月18日火曜日

とってもいいひ















「とってもいいひ」(ケビン・ヘンクス/作 いしいむつみ/訳 BL出版 2008)

小鳥は羽根が抜けてしまいました。子イヌのひもは、庭の柵にからまってしまいました。子ギツネは、お母さんとはぐれてしまいました。それから、子リスのドングリは、池に落ちてしまいました。まっったく、なんて悪い日なんでしょう。

でも、そのあと、子リスは大きなドングリをみつけ、子ギツネが振り返るとちゃんとお母さんがいて、子イヌのひもも元通りになり――。

悪いことばかりかと思ったらそうではなかった――という絵本です。絵は、くっきりとした輪郭線でえがかれた水彩。作者のケビン・ヘンクスは、「オリーブの海」(代田亜香子/訳 白水社 2005)などの児童文学も書いています。このあと、お話には女の子が登場。きょうはとってもいい日よと、宣言するようにママにいって終ります。小学校低学年向き。

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