2013年6月9日日曜日

かもさんおとおり















「かもさんおとおり」(ロバート・マックロスキー/作 わたなべしげお/訳 福音館書店 1980)

カモのマラードさんと、マラード奥さんは、巣をつくる場所をさがしていました。ボストンの公園の池でひと晩休んだあと、議事堂の上を飛び、ルイスバーグ広場を越えて、チャールズ川の中州に降りました。マラードさんと奥さんは、ここに巣をつくることに決めました。

マラードさんと奥さんの羽根は生え変わり、飛ぶことができなくなります。でも、泳ぐことはできるので、川岸の公園までいき、派出所のおまわりさんからピーナツをもらいます。そのうち、奥さんは8つのタマゴを生み、8羽のヒナ生まれます──。

「すばらしいとき」「サリーのこけももつみ」で知られる、ロバート・マックロスキーの代表作。すでに古典となった一冊です。白黒の2色でえがかれた絵は、素晴らしく生き生きしています。このあと、マラードさんは、1週間後、奥さんや子どもたちと公園の池で落ちあうことにして、川の様子をしらべにでかけていきます。奥さんは、子どもたちにもぐりかたや泳ぎかた、一列にならんで歩くことなどを教え、いよいよ子どもたちを連れて公園に向かいます。おまわりさんの助けを借りながら、奥さんと8羽のヒナたちは一列にならび、道路を渡り、街角を進んでいきます。小学校低学年向き。

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