2012年2月9日木曜日

ネコ横丁












「ネコ横丁」(イブ・スパン・オルセン/作 木村由利子/訳 文化出版局 1980)

ラウラとラッセは、大きなマンションに引っ越してきました。窓からは、ネコのいる横丁がみえました。中庭に降りてみると、いつのまにか、ラッセがいなくなっていました。「大変、さがさなくちゃ」と、ラウラはネコ横丁にむかいました。

ラウラが横丁の家具屋を訪ねると、女の子がいて、寝ているひとがひとりでに服が着られる、ヘンテコなベッドの説明をはじめます。つぎに靴屋にいってみると、子どもたちが大きなブーツをはいて、壁や天井を歩いています。ラウラはラッセを追って、横丁の奥に進んでいきます。

「つきのぼうや」などで高名な、オルセンの絵本です。このあと、ラウラは地下の仕事場にいき、船長の家にいき、馬小屋を通って、カウボーイたちが疾駆する大平原にいき…と、不思議な横丁めぐりはまだまだ続きます。ネコがたくさんいる、ゴチャゴチャとえがかれた横丁が魅力的な一冊です。小学校中学年向き。

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