2013年1月17日木曜日

かわいいめんどり












「かわいいめんどり」(木島始/作 羽根節子/絵 福音館書店 1998)

昔、森のはずれの小さな家に、かわいいメンドリがたった1羽ですんでいました。ある日、買いものにでかけると、1匹のキツネが待ち伏せをしていました。メンドリは、キツネは飛びかかってくると、さっと木のてっぺんに飛び上がりました。

キツネは、「これから動物たちはみんな仲良しになるときまったから降りておいで」とメンドリに話しかけます。ところが、「あんたのきらいな猟師のところのイヌが1匹こちらにかけてくるわ」と木の上にいるメンドリがいうと、キツネは一目散に逃げだします──。

副題は「イギリスとタジクの民話から」。絵は、おそらくクレパスでえがかれたもの。メンドリがエプロンをしているのが可愛らしいです。さて、次の日、キツネはまたメンドリを待ち伏せします。メンドリは、また木のてっぺんに逃げるのですが、キツネは木のまわりをぐるぐるまわり、それをみていたメンドリは目がまわって、木から落ちてしまいます。キツネは大喜びでメンドリを袋に入れるのですが──と、お話は続きます。最初と最後に、メンドリの歌がでてきます。小学校低学年向き。

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