2011年6月10日金曜日

いつかはきっと









「いつかはきっと」(シャーロット・ゾロトフ/文 アーノルド・ローベル/絵 やがわすみこ/訳 ほるぷ出版)

いつかはきっとこうなる――と考える女の子のお話です。

〈いつかは ね……
 おにいちゃんが あたしを
 おともだちに
 しょうかいしてくれるの。
 「ほら うちのちびさ」
 なんて いわずに
 「ぼくの いもうとです」 って。

 いつかわ ね……
 バレエのおけいこに いくと
 バードせんせいがおっしゃるの。
 「エレンを ごらんなさい あの じょうずなこと」〉

原題は「SOMEDAY」。毎回、「SOMEDAY」の文字が飾り文字でえがかれ、それが「いつかわね…」と訳されます。次から次へとえがかれる、女の子の願いがほほえましい、可愛らしい一冊です。小学校低学年向き。

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