2010年9月30日木曜日

ヒギンスさんととけい










「ヒギンスさんととけい」(パット・ハッチンス/作 たなかのぶひこ/訳 ほるぷ出版 2006 )

ある日、ヒギンスさんは屋根裏部屋で大きな時計をみつけました。時計がちゃんとあっているかどうか確かめるために、ヒギンスさんは時計をひとつ買ってきて寝室におきました。寝室の時計がちょうど3時をさしていたので、いそいで屋根裏部屋にいくと、屋根裏部屋の時計は3時1分をさしていました。

ヒギンスさんはもうひとつ時計を買ってきて台所におきます。台所の時計が4時10分前のとき、屋根裏部屋の時計をみにいくと4時8分前、いそいで寝室にいってみると寝室の時計は4時7分前でした。そこで、ヒギンスさんはもうひとつ時計を買ってきて──。

どの時計が正しいのかさっぱりわからなくなってしまったヒギンスさんのお話。「時」というものがどんなものか、素晴らしい明快さでえがかれています。巻末には、作者のこんなことばが載せられています。

「私は子どもだからといって、調子を下げるつもりはありません。ただ、物語が論理的にきちんとしていることを心がけています」

時計の読みかたをおぼえる絵本としてもつかえるかもしれません。小学校低学年向き。

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